作業服に付いた油汚れはとても頑固で落とすのに大変苦労します。普通に洗濯しただけでは落ちませんし、漂白剤や強力な洗剤を使っても思うような効果を得ることができません。ではどうすればこうした汚れを落とすことができるのでしょうか。作業服などについた油汚れを落とすのに効果的なのは、洗濯石鹸を使うことです。

洗濯石鹸はドラッグストアなどで簡単に手に入ります。使い方も簡単で、作業服を水またはお湯で濡らします。その後汚れている部分を石鹸でこすり、もみ洗いします。もみ洗いした後は、泡をきれいにすすいで洗濯機に入れてそのまま洗うだけです。

また、洗濯石鹸で洗う前にアルカリ剤で軽く洗っておくと汚れが落ちやすくなります。お湯または水30リットルにつき、セスキ炭酸ソーダというアルカリ剤を大さじ2杯くらいを入れて、洗濯機で軽く洗います。2~3分程度で構いません。こうした軽く洗っておくことを予洗いと言いますが、予洗いをする前に1時間程度つけおきしておくとさらに汚れが落ちやすくなります。

予洗いした後は水が汚れていますので必ず変えてから洗濯をするようにしましょう。アルカリ剤は、他にも垢、血液、食べ物のたんぱく質汚れにも効果があります。他にも油汚れした直後であれば、食器用洗剤で洗うと効果があるとされています。いずれの方法も衣類によっては色落ちしたり、傷んだりすることがありますので、洗う前に洗濯表示を確認してから洗うようにしましょう。